トップページへ戻る

リンク | サイトマップ

2019-10-31

新着論文1報をご紹介致します

 

新着論文;Kanehara K, et al. The indole compound MA-35 attenuates tumorigenesis in an inflammation-induced colon cancer model. Sci Rep. 2019 Sep 4;9(1):12739. doi: 10.1038/s41598-019-48974-9.
リンクはこちらから https://www.nature.com/articles/s41598-019-48974-9
筆頭著者である金原圭語先生(当院消化器外科学分野、高血圧グループにて基礎研究に従事され本論文(責任著者;阿部高明先生)を発表)による論文紹介はこちらです。
 これまで阿部教授と岡山理科大学の林謙一郎教授らのグループは、共同開発した新規薬剤Mitochonic acid 35(MA-35)が肝臓の炎症や腎臓の線維化(固くなること)を抑えることを2017年に報告していました。今回の報告では、薬剤MA-35が炎症性大腸がんマウスにおいて大腸がんの発生を抑えることを明らかにしました。潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は、慢性炎症が長期化すると大腸がんを誘発し、この腸炎関連大腸癌は本邦における主な死亡原因の一つとなっています。本研究によって、薬剤MA-35はがんの原因となる大腸の炎症と線維化を抑えることで大腸がんの発症を抑えることが示されました。よって、薬剤MA-35は炎症性腸疾患が原因となる炎症性発がんに対する新規治療薬になり得ると考えられます。
本学医学部プレスリーリースリンク:https://www.med.tohoku.ac.jp/news/4180.html

 


タグ : 論文

2019-08-30

新着論文2報をご紹介致します

 

新着論文1;Sato K et al. An immortalized cell line derived from renal erythropoietin-producing (REP) cells demonstrates their potential to transform into myofibroblasts. Scientific Reports 9, Article number: 11254 (2019)
リンクはこちらから https://www.nature.com/articles/s41598-019-47766-5
筆頭著者である佐藤浩司先生による論文紹介はこちらです。
腎臓で造血因子EPOを産生する線維芽細胞(REP細胞)は腎障害により筋線維芽細胞に形質転換しEPO産生能を喪失することから、慢性腎臓病における腎線維化と腎性貧血の双方で中心的な役割を担う細胞である。本研究では、遺伝子改変マウスを用いたREP細胞の単離と不死化により1系統の細胞株(Replic細胞)を樹立した。Replic細胞は細胞自身のTGFb産生により筋線維芽細胞の性質を有し、エピジェネティックな機序による遺伝子発現の抑制によりEPO産生能を喪失していた。以上から、腎障害によってREP細胞は細胞自律的なTGFb発現により筋線維芽細胞に形質転換し、エピジェネティックな機序により腎性貧血の発症に関与することが示された。Replic細胞の解析は慢性腎臓病の病態解明において有用である。
新着論文2;Nanto-Hara F et al. The guanylate cyclase C agonist linaclotide ameliorates the gut-cardio-renal axis in an adenine-induced mouse model of chronic kidney disease. Nephrology Dialysis Transplantation, 2019 in press
リンクはこちらから https://academic.oup.com/ndt/advance-article-abstract/doi/10.1093/ndt/gfz126/5549874?redirectedFrom=fulltext
筆頭著者である原(南都)文香先生(当科高血圧グループにて基礎研究に従事され本論文(責任著者;阿部高明先生)を発表、現所属;国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(研究員))による論文紹介はこちらです。
近年、腸内細菌叢が慢性腎臓病(CKD)の病態に関わることが知られています。腸内細菌叢は、尿毒素と呼ばれるCKD時に体内に蓄積する悪玉代謝物を産生します。中でもトリメチルアミンNオキシド(TMAO)は、心血管疾患や腎障害の増悪に寄与する悪玉代謝物とされています。本研究では、便秘症治療薬であるグアニル酸シクラーゼC受容体作動薬リナクロチド(リンゼス®)が、腸-心-腎連関を介して、TMAOを始めとする尿毒素を減少させ、CKD時の心腎障害を軽減することをアデニン腎不全マウスモデルを用いて示したものです。本研究はCKDにおける腸腎連関の重要性および腸管を標的としたCKD治療の可能性を示唆するものであり、今後この領域におけるさらなる展開が期待されます。

 


タグ : 論文

2019-04-24

菊地先生(地域医療支援部門助教)らの論文がNature Communications誌に掲載されました。

Gut microbiome-derived phenyl sulfate contributes to albuminuria in diabetic kidney disease.
(邦訳)腸内細菌由来のフェニル硫酸は糖尿病性腎臓病のアルブミン尿と関連する
Nature Communications DOI: 10.1038/s41467-019-09735-4
東北大学大学院医学系研究科および同大学院医工学研究科病態液性制御学分野の阿部高明(あべ たかあき)教授らは、同大学院薬学研究科の富岡佳久(とみおか よしひさ)教授、同東北メディカル・メガバンク機構の寳澤篤(ほうざわ あつし)教授、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の和田淳(わだ じゅん)教授らの研究グループとともに、フェニル硫酸が糖尿病性腎臓病の原因因子かつ予測マーカーとなり得ることを明らかにしました。本研究は、動物実験および臨床研究での検証によって、ヒトには無い腸内細菌の酵素をターゲットとした安全な糖尿病性腎臓病の治療可能性を明らかにした画期的研究であり、本研究結果によって、腎不全患者の治療による透析導入数が減少し、医療経済的にも貢献することが期待されます。
本研究成果は、2019年4月23日午前10時(英国時間、日本時間4月23日18時)Nature Communications誌(電子版)に掲載されました。

論文リンク:https://www.nature.com/articles/s41467-019-09735-4

プレスリリース:
(東北大学)https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2019/04/press-Abe-190424-Final.html
(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)
https://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/33406
(岡山大学)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id622.html

タグ : 論文

2017-05-17

祢津先生・相馬先生の論文がScience Signalingに掲載

祢津先生(地域医療支援部門助教)・相馬先生(ノースウェスタン大学留学中)らの論文がScience Signaling誌に掲載されました。

Nrf2 inactivation enhances placental angiogenesis in a preeclampsia mouse model and improves maternal and fetal outcomes
(邦訳)Nrf2の不活性化は妊娠高血圧症候群モデルマウスの胎盤における血管新生を促進し、母体と胎仔の症状を改善する
Masahiro Nezu, Tomokazu Souma, Lei Yu, Hiroki Sekine, Nobuyuki Takahashi, Andrew Zu-Sern Wei, Sadayoshi Ito, Akiyoshi Fukamizu, Zsuzsanna K. Zsengeller, Tomohiro Nakamura, Atsushi Hozawa, S. Ananth Karumanchi, Norio Suzuki, and Masayuki Yamamoto. Sci. Signal. 16 May 2017: Vol. 10, Issue 479, eaam5711, DOI: 10.1126/scisignal.aam5711
妊娠高血圧症候群は妊婦の3~5%の高頻度で発症しますが、不明な点が多く、治療法が確立されていない疾患です。 今回研究グループは、妊娠高血圧症候群の原因のひとつとされていた「酸化ストレス」が、妊娠高血圧症候群を発症している母体や胎児の病態を改善することを発見しました。 また、酸化ストレスが胎盤の発育を保つことで、妊娠高血圧症候群における胎児の成長を維持することを、マウスを用いた研究により明らかにしました。 酸化ストレスは生体に悪影響を及ぼすとされてきましたが、今回の研究成果により、酸化ストレスの意外な一面が提唱されました。 本研究の成果により、妊娠高血圧症候群の病態が解明され、新たな治療法の開発が進められることが期待されます。



論文リンク:http://stke.sciencemag.org/content/10/479/eaam5711

プレスリリース:
(東北大学・東北大学大学院 医学系研究科・薬学系研究科)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/05/press20170516-01.html
(東北メディカルメガバンク機構)
http://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/21059
プレスリリース詳細

タグ : 論文

2017-05-15

祢津先生の総説がAmerican Journal of Nephrology誌に掲載

祢津先生(地域医療支援部門助教)らの総説がAmerican Journal of Nephrology(AJN)誌に掲載されました。

Targeting the KEAP1-NRF2 System to Prevent Kidney Disease Progression
(腎臓病進行抑制の標的としてのKEAP1-NRF2システム)
Masahiro Nezu, Norio Suzuki and Masayuki Yamamoto, Am J Nephrol 2017;45:473–483
抗酸化ストレスNRF2は、酸化ストレスに対し、様々な抗酸化因子/解毒酵素の遺伝子発現を亢進することで生体保護的に働く重要な転写因子であり、 腎臓領域においても様々な研究、臨床試験が進められています。 本総説は、NRF2とその阻害因子であるKEAP1について、腎臓病進展抑制の観点から、これまでの基礎研究・臨床研究から得られた知見や最新の話題を概説しています。

論文リンク:AJNサイト内(フリーアクセスですのでどなたでも全文閲覧できます。)

タグ : 論文

2017-05-14

竹内先生の論文がPlos Oneに掲載

竹内先生(石巻赤十字病院)の論文がPLoS ONE誌に掲載されました

The influence of the Great East Japan earthquake on microscopic polyangiitis: A retrospective observational study Takeuchi Y, Saito A, Ojima Y, Kagaya S, Fukami H, Sato H, Matsuda K, Nagasawa T. PLoS ONE. 2017,12(5): e0177482
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0177482

東日本大震災前後での被災地でのANCA関連血管炎の患者像の違いを被災エリアに位置する石巻赤十字病院におけるデータから解析したものです。 津波被害後に生じたガレキや粉塵に含まれるシリカの暴露と血管炎発症の関連を考察しています。

タグ : 論文

2017-04-13

三島先生の論文がKidney International誌に掲載

三島先生(当科助教)、阿部先生(医工学教授)の論文がKidney International誌に掲載されました。

Evaluation of the impact of gut microbiota on uremic solute accumulation by CE-TOFMS-based metabolomics approach
(邦訳)腸内細菌叢がもたらす尿毒症物質蓄積への影響:CE-TOFMSメタボロミクスによる評価
Mishima E, Fukuda S, Mukawa C, Yuri A, Kanemitsu Y, Matsumoto Y, Akiyama Y, Fukuda NN, Tsukamoto H, Asaji K, Shima H, Kikuchi K, Suzuki C, Suzuki T, Tomioka Y, Soga T, Ito S, Abe T.  Kidney Int. 2017 doi: 10.1016/j.kint.2017.02.011
http://www.kidney-international.org/article/S0085-2538(17)30116-3/

近年、腎臓病では腸内細菌叢を含む腸内環境の変化が報告されており、腸管が腎臓と相互に影響を及ぼしているという「腸腎連関」の存在が明らかになりつつあります。 今回研究グループは、無菌環境下で飼育することで、腸内細菌を全く持たない無菌の慢性腎臓病モデルマウスとメタボローム解析技術を駆使することで、慢性腎臓病の病態における腸内細菌叢の役割の一端を解明しました。 本研究から、腸内細菌叢は尿毒素の産生という腎臓病にとって負の影響を有している一方、短鎖脂肪酸産生やアミノ酸代謝といった有益な作用も担っており、 その結果腸内細菌がいない状態では腎臓病がより悪化しやすいといことが分かりました。 このことは腸内細菌叢が腎臓病に対して良い面と悪い面の二面性を有しており、腸内細菌叢のバランスの制御が慢性腎臓病の進展予防に重要であることを示唆するものです。



論文リンク:http://www.nature.com/articles/srep36618
プレスリリース:http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/04/press20170413-02.html
プレスリリース詳細

タグ : 論文

2016-11-16

佐藤(恵)先生の論文がScientific Reportsに掲載

佐藤恵美子先生(臨床薬学分野助教)らの論文がScientific Reportsに掲載されました。
タイトル:Metabolic alterations by indoxyl sulfate in skeletal muscle induce uremic sarcopenia in chronic kidney disease. Emiko Sato, Takefumi Mori (corresponding), et al.Scientific Reports. 2016;6:36618.

これまで慢性腎臓病患者では筋量と筋力の低下が起きやすく、また高齢の腎臓病患者での筋量低下は寝たきりや骨折リスクに加えて死亡リスクをも高めることが知られていました。 しかし腎臓病患者で筋量が低下する原因はよくわかっていませんでした。 本研究では、腎臓の機能が低下することで体内に蓄積する「尿毒素」といわれる毒性物質が筋細胞内の代謝変化を引き起こすことが、腎臓病患者での筋肉量低下の引き金になっていることを明らかにしました。



論文リンク:http://www.nature.com/articles/srep36618
プレスリリース:http://www.med.tohoku.ac.jp/news/3301.html
プレスリリース詳細


タグ : 論文

2016-6-28

山本先生の論文がCENの年間優秀論文に選ばれました

山本多恵先生(助教)の論文がClinical and Experimental Nephrology
(日本腎臓学会の英文誌)の年間優秀論文に選ばれ先日の腎臓学会総会で表彰されました。

受賞論文:
Relationship between low blood pressure and renal/cardiovascular outcomes
in Japanese patients with chronic kidney disease under nephrologist
care:the Gonryo study.
Clin Exp Nephrol. 2015;19:878-86

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25648765

山本先生のコメント「東北大学での初めの論文をこのような形で評価頂き、嬉しく思います。なかなか通らず苦労もありましたが、宮崎先生・中山昌明先生をはじめ先生方の温かいご支援の賜物と感謝しております。」




タグ : 論文 受賞

2016-6-20

三島先生の論文がEur Heart Jに掲載

当科助教の三島英換先生の論文がEur Heart Jに掲載されました。

タイトル:Prelude to Takotsubo cardiomyopathy: subclinicalprogression of antecedent myocardial ischaemia prior to symptom onset
Eikan Mishima(corresponding), Yoichi Takeuchi, Tasuku Nagasawa, Junichiro Hashimoto
Eur Heart J 2016 (epub ahead of print)

たこつぼ型心筋症はその発症機序がいまだ不明な病態ですが、 本論文ではたこつぼ型心筋症では症状発症の半日以上も前から潜在性の心筋虚血が徐々に進行している可能性をホルター心電図でその発症前後を記録したケースから考察したものです。

論文リンク http://eurheartj.oxfordjournals.org/content/early/2016/05/31/eurheartj.ehw216


タグ : 論文

2015-12-03

[論文]三島先生の論文がPLOS ONEに掲載

2015年11月27日 三島英換先生(地域医療支援部門助教)らの研究成果がPLOS ONEに掲載されました。

Immuno-Northern Blotting: Detection of RNA Modifications by Using Antibodies against Modified Nucleosides. PLoS One. 2015;10:e0143756. doi:10.1371/journal.pone.0143756 PMID:26606401
筆頭著者:三島英換、陣野大輔(equally contributed) 責任著者:阿部高明

本論文では、細胞内や生体内に含まれる修飾RNAを検出する新しい方法として「イムノノーザンブロット法(Immuno-Northern Blotting)」を 開発し、その応用性について報告しております。イムノノーザンブロット法は修飾核酸に対する抗体を用いることで簡便な実験器具のみで 特定の修飾RNAを検出することができる方法です。

RNAを構成する核酸のメチルアデノシン化やシュードウリジン化などのRNA修飾は、RNAの機能や構造に影響しその異常がさまざまなヒトの病気や 病態に関与していることが近年明らかになりつつあり注目されています。今後この解析方法がRNA修飾の研究におけるツールとして幅広く 活用されていくことが期待されます。

論文リンク:PLoS ONEサイト内(オープンジャーナルですのでどなたでも全文閲覧できます)
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0143756

タグ : 論文

2015-11-26

鈴木先生の論文がJASNに掲載

2015年11月26日
鈴木健弘先生、阿部高明先生(分子病態医工学分野)らの研究成果がJournal of the American Society of Nephrology(JASN)に掲載されました

”Mitochonic Acid 5 Binds Mitochondria and Ameliorates Renal Tubular and Cardiac Myocyte Damage” doi: 10.1681/ASN.2015060623
筆頭著者:鈴木健弘、山口浩明、喜久里基(equally contributed) 責任著者:阿部高明

本論文では、阿部先生たちが開発したミトコンドリア機能を改善する効果を有する新規化合物Mitochonic acid 5(MA-5、Tohoku J Exp Med. 2015;236(3):225にて先行して報告)がミトコンドリア病態マウスモデルに投与することで 心臓・腎臓のミトコンドリア機能の低下を改善させることでマウスの生存率を上昇させることを見出したものです。 本研究の成果は、現在治療法のないミトコンドリア病に対して新しい治療薬の開発へとつながる発見です。 今後この化合物が実際にミトコンドリア病の治療薬へと進展していくことが期待されます。


プレスリリース全文は、以下をご覧ください。

リンク:東北大学大学院医学部 プレスリリース
http://www.med.tohoku.ac.jp/news/2981.html
JASNサイト
http://jasn.asnjournals.org/content/early/2015/11/24/ASN.2015060623


タグ : 論文

2015-07-14

鈴木先生の論文がTJEMに掲載


鈴木健弘先生の論文がTohoku Journal of Experimental Medicineに掲載されました。

Mitochonic Acid 5 (MA-5), a Derivative of the Plant Hormone Indole-3-Acetic Acid, Improves Survival of Fibroblasts from Patients with Mitochondrial Diseases.
Tohoku J Exp Med. 2015;236(3):225-32

(筆頭著者)Takehiro Suzuki,Hiroaki Yamaguchi,Motoi Kikusato,and Tetsuro Matsuhashi (equally contributed)

(要旨)本論文では、植物ホルモンの誘導体である"MA-5"という化合物がミトコンドリア病の新しい治療薬になりうる可能性を ミトコンドリア病(Leigh症候群,MELAS,Leber病およびKearns-Sayre症候群)の患者由来線維芽細胞を用いた実験から見出しました。

タグ : 論文