
令和4年3月より、大学院医学系研究科腎・膠原病・内分泌内科学分野教授ならびに病院腎・高血圧・内分泌科長を拝命しました。当科は血液・免疫病学と腎・高血圧・内分泌学とが一緒であった第二内科に起源をもつ診療科です。平成10年に大学院重点化により、第二内科は血液・免疫病学と腎・高血圧・内分泌学に分かれましたが、現在も大学病院の当直は合同で務めておりますし、同窓会も二内同窓会として一緒です。この度伊藤先生がご退職なさり、後任として長い歴史と伝統をもつ腎・高血圧・内分泌科に加わらせていだだけることになったことは、この上ない大変光栄なことです。
私たちの分野で扱う腎臓・高血圧・内分泌疾患の診療・研究活動に当たっては、それぞれの領域における高い専門性と、診療科横断的な緊密な診療連携が同時に必要となります。第二内科の本質はまさに血液・リウマチ膠原病・腎臓・高血圧・内分泌といった複数のサブスペシャルティーの集合体であることで、この特徴は大きなアドバンテージとなります。それぞれのサブスペシャルティーにおいて専門性をいかんなく発揮することで、お互いに発展していける診療科でありたいと願っています。
医学生・研修医に対しては、これまで通りそれぞれのグループがそのサブスペシャルティーの専門性・魅力をアピールし、興味のある若手をリクルートしていきます。それに加えて、複数のサブスペシャルティーを横断的に学べるという、集合体としてのアドバンテージを積極的にアピールし、新たな仲間を増やしていきたいと考えています。
関連の先生方におかれましては、引き続き当科をご支援賜ります様、何卒宜しくお願い申し上げます。
1997年 | 東京大学医学部医学科卒業,医師免許取得 |
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1997年 | 東京大学附属病院、大宮赤十字(現:さいたま赤十字)病院で初期研修 |
1999年 | 三井記念病院 内科・腎センター |
2005年 | 東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士) |
2006年 | ドイツ・エアランゲン大学腎臓内科 客員研究員 |
2009年 | 東京大学保健・健康推進本部 内科 助教 |
2013年 | 東京大学附属病院・腎臓内分泌内科 助教 |
2015年 | 東京大学附属病院・腎臓内分泌内科 講師 |
2020年 | 東京大学附属病院・腎臓内分泌内科 准教授 |
2022年 | 東北大学大学院医学系研究科 腎・膠原病・内分泌内科学分野 教授 東北大学病院腎・高血圧・内分泌科 科長 |
慢性腎臓病,糖尿病性腎臓病,血液浄化療法
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